Nurse-Kからのお願い−小さないのちに愛を−

今回は、前回と違い別の小さないのちについてのお話です。
　 もう一年も前のことになります。仕事から帰るのが遅くなってしまい最終のバスに間に合わなくてはならないと焦って、間に合ったと思い乗り込んだのは、別の方面行きのバスでした。泣く泣くそれでも一番ましなバス停で降り自宅へとテクテク歩いていたら、ニャーニャーニャッ〜ニャッ〜とスーパーマーケットの方から叫び声がしました。何事かと思いあたりを探すと、なんとドブの中に２匹の生まれて間もない子猫が、草に必死に掴まっていました。すぐに保護しましたが、周りには親猫もおらず、辺りには箱らしいものもなく、捨て猫がドブ溝にはまったようでもなかったのです。考えたくはないのですが、誰かが故意に子猫をドブ溝に流したとしか考えられません。子猫はからだが冷たくブルブルと震えていました。家につれて帰りきれいにし温かい子猫用のミルクを飲ませ毛布に寝かせました。でも結局、ドブ水を飲みすぎたせいか、下痢が激しく、３日ほどして息が絶えてしまいました。あまりにも残酷ではないでしょうか。なぜこの世に生まれたばかりのいのちを絶たなければならないのでしょうか。何かがおかしいとしかいいようのないことではないでしょうか。
　 以前ある新聞の記事にも、ゴミと一緒にゴミ袋に入れられた子猫が捨ててあったというものがありました。母猫はずっと一緒に暮らしていたからかわいいから残す。子猫はいると邪魔だからゴミと一緒に捨てる。動物のいのちはゴミと同じなのでしょうか？考えると悲しくなってきます。年間何万匹もの捨てられたペットたちが安楽死で殺されています。
　 たとえそれがあなたにとって必要のないいのちであったとしても、そのようなことはしないでください。人類とともに歩んできたペットたちです。ペットとして飼う以上は責任を持ってください。
　 もしあなたのペットが、子供を生んでしまった。でも飼えないというとき、または今まで飼っていたペットが飼えなくなったという場合には、まず獣医さんのところに相談に行ってみてください。それでも駄目ならペットショップへ。それで駄目なら、私に云ってください。インターネットの里親募集に広告を乗せ、新しい飼い主を捜します。
　 ペットの妊娠を好まないのであれば、獣医さん行き去勢または避妊の手術をしてあげてください。費用は、保険が効かないので犬・猫の場合２〜３万円ほどしますが、無益な殺戮をさせないためにもお願いします。手術をさせるのがいやであれば、室内飼いにしてあげてください。むやみに外に出すのは、望まぬ妊娠のもとになるので逆にかわいそうなのです。

もしご自分でインターネットで里親を捜される方は
　 http://www.tg.rim.or.jp/~nakada/hless_pet's/foster/nk-d.htm
  里親探し
　http://www.tcup3.com/cgi-localbin/344/mimi.cgi
  里親探しの掲示板
　http://www.yo.rim.or.jp/~artport/neco.html#index
　ペットの里親募集
などで探されるのがよいと思います。

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